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街灯がまぶしくて寝室が明るいときの対策|光の入り方を確かめて、遮り方と相談先を選ぶ

電気を消して布団に入ったのに、窓の外の街灯でカーテンがぼんやり光っている。天井に細い光の筋が伸びていて、どうしても目に入ってしまう。朝日なら明け方の数時間ですが、街灯は暗くなってから朝までついているので、寝つくときから光が気になります。

街灯の光への対策は、大きく2つの方向から考えられます。ひとつは、カーテンや寝る位置など、自分の部屋の中でできる対策です。もうひとつは、照明を管理している人に、遮光板(光をさえぎる板)を付けたり、照明の向きを変えたりしてもらえないか相談することです。街灯はどれも誰かが管理している設備なので、こうした相談ができます。

この記事では、まず光がどこから・どう入っているのかを確かめる方法を紹介します。そのうえで、照明の種類ごとの相談先と相談の流れ、自分の部屋でできる対策を順番に見ていきます。今夜すぐにできることを知りたい方は、後半の「自分の部屋でできる街灯対策」の章から読んでみてください。参考にした資料は、各章の最後に「参考」として載せています。

目次

街灯の光で眠れないのはなぜ?対策の前に知っておきたいこと

環境省の「光害(ひかりがい)対策ガイドライン」では、屋外の照明から住まいの中に入ってくる光を「侵入光」と呼んでいます。そして、侵入光は住んでいる人の安眠やプライバシーを妨げることがある、と整理しています。ガイドラインには、家の隣にコインパーキングができ、敷地を照らすLED照明の光が窓から入って一晩中部屋が明るく、落ち着いて眠れなくなった、という例も載っています。

街灯の光には、次のような特徴があります。

  • 一晩中続く:暗くなってから明るくなるまでついているので、寝つくときにも夜中に目が覚めたときにも光があります。
  • 毎晩同じ場所から照らす:光源の位置が変わらないので、毎晩同じところに同じ光の筋ができます。そのぶん、筋をたどって光の入口を突き止めやすいともいえます。
  • 管理している人がいる:道路の照明、防犯灯、お店や駐車場の照明など、どれも誰かが設置し、管理しています。遮光板や向きの変更を相談する余地があります。

また、ガイドラインによると、防犯灯や街路灯のLED化が全国で進んでいます。電気代や管理費用が減り、地域が明るくなって安心感が高まったと評価された例がある一方で、照明の設計が十分に検討されていないと、必要以上の明るさやまぶしさにつながることがあるそうです。「照明が新しくなってから急にまぶしくなった」と感じているなら、それも相談するときに伝えたい情報のひとつです。

参考

まず確かめたいこと:光の出どころと入り方

対策を選ぶ前に、光がどの照明から、窓のどこを通って入っているのかを確かめておきましょう。ここがわかると、照明側に相談したほうがよいのか、部屋の中の対策で足りそうなのかを判断しやすくなります。次の4つの手順で見てみてください。

1. 寝る位置から、照明の光る部分が見えるか

夜、部屋の明かりを消して、いつも寝る位置に横になります。カーテンを閉めた状態で、隙間ごしに照明の光る部分(電球やLEDの面)が直接見えるかどうかを確かめてください。見えない場合は、カーテンを少し開けて、窓ごしに見えるかどうかも見ておきます。

カーテンを閉めていても隙間ごしに光る部分が見えるなら、その照明の光がまっすぐ目に届いている状態です。まずは今夜、その隙間をふさぐか寝る位置をずらしてみましょう。あわせて照明側に遮光板を付けたり、向きを変えたりしてもらえると、窓に届く光そのものが減るので、変化が出ることがあります。

カーテンを開けたときだけ見える場合は、光る部分から目までまっすぐ届く光は、カーテンでさえぎられています。それでも部屋が明るいなら、生地を透ける光や、目には直接届かない向きで隙間から入る光が主な原因と考えられます。

2. 部屋のどこが明るいかを見る

次に、部屋の中で明るくなっている場所を探します。天井や壁に光の筋ができている、床やベッドの上が照らされている、カーテン全体がうっすら光っている、などのパターンがあります。

3. 光の筋を逆にたどって、入口を見つける

光はまっすぐ進むので、壁や天井にできた光の筋を、照明のほうへ逆にたどっていくと、光が入ってくる隙間が見つかります。カーテンの上なのか、横なのか、合わせ目なのか、裾なのかを確かめておきましょう。

このとき、照明が窓より高い位置にあるか、低い位置にあるかで、光の向きが変わります。照明が窓より高いと光は下向きに入り、床やベッドの上が照らされやすくなります。反対に、マンションの高い階のように照明が窓より低いと、光は上向きに入り、天井や壁の上のほうが明るくなりやすくなります。

カーテンを閉めているときも、この向きが隙間探しの手がかりになります。下向きの光は窓ガラスを通ったあとカーテンの裏に当たり、裾や横の隙間から床のほうへ漏れやすくなります。上向きの光は、カーテンの上の隙間を抜けて天井を照らしやすくなります。天井に光の筋があるなら上の隙間を、床や壁の下のほうが明るいなら裾や横の隙間を、先に確かめてみてください。

照明の高さと光の入り方の図。左は照明が窓より高いときで、光は下向きに入り、床やベッドの上が照らされやすい。右は照明が窓より低いときで、光は上向きに入り、天井や壁の上のほうが明るくなりやすい照明の高さで、光の入る向きが変わるベッド照明窓天井ベッド照明窓天井照明が窓より高いとき光は下向きに入り、床やベッドの上が照らされやすい照明が窓より低いとき光は上向きに入り、天井や壁の上のほうが明るくなりやすい
図1 照明の高さと光の入り方(光がまっすぐ進むとした場合の目安。実際は窓の形や壁・天井での反射によって変わります)

4. 昼間に、照明そのものを確かめる

最後に、明るいうちに外へ出て、光の出どころになっている照明を確かめます。どの柱に付いているか、柱や灯具に自治体名や管理番号の書かれた札(プレート)が付いていないかを見て、写真を撮っておきましょう。次の章で紹介する相談先を探すときの手がかりになります。

確かめた結果は、次の表のように整理すると、先に試すことが見えてきます。

見え方 考えられる入り方 先に試すこと
カーテンを閉めても、寝る位置から照明の光る部分が見える 隙間を通って光がまっすぐ目に届いている その隙間をふさぐ、寝る位置をずらす。並行して照明の管理者に相談
壁や天井にくっきりした光の筋がある カーテンの隙間から入っている 筋をたどって隙間を特定し、ふさぐ
カーテン全体がうっすら光っている 生地を光が通り抜けている カーテンの生地の見直し、雨戸・シャッター
部屋全体がぼんやり明るいが、筋はない 窓ガラスや壁・天井での反射など 雨戸・シャッターなど窓の外側で遮る方法と、寝る位置の変更

街灯の種類と相談先:道路照明灯・防犯灯・商店街の街路灯・民間の照明

ひとくちに「街灯」といっても、実際にはいくつかの種類があり、種類によって管理している人が違います。横浜市や鹿児島市の案内をもとに整理すると、次のようになります。

照明の種類 主な管理者 見分ける手がかり 相談先の例
道路照明灯 道路管理者(市区町村・都道府県・国) 背の高いポールに付いたものが多い(電柱に付いたものや低いものもある)。自治体名や管理番号の札が付いていることがある 道路を管理している市区町村や都道府県の窓口。国が管理する国道なら国土交通省の事務所
防犯灯 自治会・町内会、または市区町村(自治体によって違う) 電柱や細いポールに付いていることが多い。自治体名(区名)と管理番号の札が付いていることがある 自治会・町内会の防犯灯の担当者、市区町村の防犯の担当窓口
商店街の街路灯 商店会など 商店街の通りに並んでいる 商店会、または近くの加盟店
民間の屋外照明(駐車場、店舗や看板、集合住宅の共用部など) その建物や土地の持ち主、管理会社 敷地の中にあり、建物や駐車場を照らしている 持ち主や管理会社。賃貸住宅の共用部なら自分の住まいの管理会社

防犯灯の管理者は、自治体によって違うので注意が必要です。たとえば横浜市では、LED防犯灯は市が、それ以外の防犯灯は自治会・町内会が窓口になっています。鹿児島市の案内では、防犯灯は町内会などがつけるものとされています。

どこに相談すればよいかわからないときは、撮っておいた写真と場所の情報を手元に用意して、まず市区町村の防犯や道路の担当窓口に問い合わせてみてください。照明の札に書かれた自治体名や管理番号を伝えると、話がスムーズに進みやすくなります。

参考

遮光板や向きの変更を相談するときの流れ

照明側への対策としてよく使われるのが、遮光板(光をさえぎる板)の取り付けや、照明の向きの調整です。環境省のガイドラインでも、まわりに漏れる光やまぶしさを抑える方法として、照明器具に遮光板や反射板を使ったフード、ルーバー(羽板状の部品)を取り付ける方法が挙げられています。LED照明は光の向きが比較的そろっていて、光の広がり方を調整しやすいそうです。

防犯灯の場合:厚木市の手続きの例

手続きの具体例として、神奈川県厚木市の防犯灯の変更申請を見てみましょう。厚木市では、防犯灯の角度の調整や、LED防犯灯への遮光板の取り付けは、防犯灯の「変更」として申請する仕組みになっています。流れは次のとおりです。

  1. 申請するのは自治会:申請書は自治会の会長の名前で出します。住んでいる人が困っている場合は、まず自治会に相談することになります。
  2. 照明の管理番号を書く:防犯灯に付いている黄色い管理プレートに書かれた自治体名と管理番号を記入します。
  3. まわりの人の承諾をとる:向きを変えたり遮光板を付けたりすると、今まで光の影響を受けていなかった人が影響を受けることがあります。そのため、申請の前に、まわりに住んでいる人と相談して承諾を得るよう求められています。
  4. 現地で話し合う:変更の前に、現地での立ち会いで実際の対応を話し合います。

申請書の記入例には、「住宅の2階を照らしているので、住宅と反対側に向きを変えてほしい」という内容も載っています。家の窓を照らす光の悩みは、手続きの中でも想定されている相談のひとつといえそうです。

なお、ここで紹介したのは厚木市の例です。申請する人や必要な書類、費用の扱いは自治体や照明の種類によって違うので、実際の手続きはお住まいの市区町村や自治会で確認してください。

相談するときに伝えること

管理者に相談するときは、次の内容を伝えると、状況が伝わりやすくなります。

  • 照明の場所(住所や目印)と、札に書かれた自治体名・管理番号
  • 光が入っている部屋と窓(「2階の寝室の南側の窓」など)
  • 気になる時間帯と、どう見えるか(寝る位置から光る部分が直接見える、天井に光の筋ができる、など)
  • 昼間に撮った照明の写真と、夜に寝る位置から撮った写真
  • いつから気になり始めたか(照明が新しくなった、駐車場ができた、など)
  • 希望すること(遮光板を付けてほしい、向きを少し変えてほしい、など)
  • 自分ですでに試した対策(カーテンの隙間をふさいだ、寝る位置を変えた、など)

相談する前に知っておきたい注意点

  • 希望どおりになるとは限らない:防犯灯や道路の照明は、夜道の安全を守るための明かりです。道路を照らすという目的があるため明るさを大きく落とすのは難しい場合がありますし、向きを変えるとほかの家に光が向いてしまうこともあります。話し合いの結果、対応が難しいとされる場合もあります。
  • 照明や電柱に自分で手を加えない:照明や電柱は、自治体や自治会、電力会社などの設備です。覆いをかぶせたり、向きを変えたりといったことは自分でせず、必ず管理者に相談してください。
  • 近所の照明は、まず穏やかに相談を:隣の家の防犯ライトや、駐車場・お店の照明が原因のときは、持ち主や管理会社に事情を伝えて相談してみましょう。集合住宅の共用部の照明なら、自分の住まいの管理会社や管理組合が窓口になります。

窓に入る光の目安:環境省の光害対策ガイドラインの数値

環境省の光害対策ガイドラインには、近くの住まいに入る光を抑えるための目安として、住まいの窓の面で測った明るさ(照度)の上限値が示されています。数値は、地域の明るさによって4つに分けた「光環境類型」ごとに決められています。

光環境類型 どんな地域か 減灯時間前 減灯時間後
E1 自然公園や里地など、本来暗く保つべき地域 2ルクス 0ルクス(道路など公共の照明は1ルクス)
E2 村落部や郊外の住宅地など、周辺の明るさが低い地域 5ルクス 1ルクス
E3 都市部の住宅地など、周囲の明るさが中程度の地域 10ルクス 2ルクス
E4 大都市の中心部や繁華街など、周囲の明るさが高い地域 25ルクス 5ルクス

「減灯時間」とは、光の害を抑えるために、地方自治体などが照明の使い方を厳しく制限する時間帯のことです。ガイドラインでは、減灯時間が決められていない場合は、低いほうの値を当てはめるのが望ましいとされています。この考え方に沿うと、郊外の住宅地(E2)なら1ルクス、都市部の住宅地(E3)なら2ルクスが、窓の面での目安になります。

ただし、この数値の扱いには注意が必要です。

  • 照明を設置・管理する人に向けた目安:ガイドラインは、自治体の担当者や施設の管理者、防犯灯を整備する自治会などに向けて、照明を設計・設置・管理するときの考え方をまとめたものです。相談のときの背景知識として知っておくと役立ちますが、数値を突きつけるよりも、困っている状況を具体的に伝えるほうが話は進みやすいでしょう。
  • 窓の面の明るさで、目に届く光の量とは違う:表の数値は住まいの窓の面などで測るもので、カーテンを閉めた部屋の中で寝ている人の目に届く光の量とは別のものです。睡眠のための寝室の明るさの基準ではありません。
  • スマホでは確かめにくい:スマホの照度計アプリを校正済みの照度計と比べた研究では、20〜1,000ルクスの範囲で、校正していないアプリの値が平均28〜38%ほど高く出ていました。数ルクスという暗さはこの研究の範囲外で、アプリで正確に確かめるのは難しいと考えておきましょう。

参考

自分の部屋でできる街灯対策:窓の外側→窓→寝る位置の順に

照明側への相談には時間がかかりますし、希望どおりになるとも限りません。相談と並行して、自分の部屋でできる対策も進めておきましょう。光を止める場所は、窓の外側に近いほど部屋に入る光を減らしやすく、寝る位置に近いほど手軽に試せます。

雨戸・シャッターがあれば閉めて寝る

寝室の窓に雨戸やシャッターが付いているなら、夜は閉めて寝るのがいちばん手軽な方法です。窓の外側で光を止めるので、カーテンの隙間や生地を通る光もまとめて減らせます。朝日で起きたい人は、起きたらすぐ開けるようにしておくと安心です。

カーテンの隙間をふさぐ

光の筋をたどって入口の隙間がわかったら、その場所に合わせてふさぎます。照明が窓より高い位置にあるときは裾や横の隙間を、窓より低い位置にあって天井に筋ができるときは上の隙間を、優先して確かめてみてください。上・横・中央・下の場所別のふさぎ方は、「カーテンの光漏れ対策」で詳しく紹介しています。

カーテンの生地から光が透けるなら、生地を見直す

カーテン全体がうっすら光っているなら、生地そのものを光が通り抜けています。街灯の光は一晩中続くので、遮光性の高い生地への買い替えや、遮光の裏地を足すことを考えてもよいでしょう。遮光等級の違いや、隙間ができにくいサイズの測り方は、「遮光カーテンの選び方」にまとめています。賃貸で、取り付けに制約がある場合は「賃貸の遮光対策」もあわせて参考にしてください。

窓ガラスに貼るなら「熱割れ」に注意

窓ガラスに遮光シートやフィルムを貼る方法もあります。ただ、夜の街灯対策で貼ったものでも、昼間は日光を受けます。網入りガラスや複層ガラスに熱を吸収しやすいシートを貼ると、日が当たる部分と窓枠に隠れた部分の温度差でガラスにひびが入る「熱割れ」のおそれがあります。貼る前にガラスの種類を確かめ、そのガラスに使えるとメーカーが明記している製品を選んでください。

寝る位置と向きを変える

すぐにできて効果を確かめやすいのが、ベッドの位置や頭の向きを変えることです。寝る位置から照明の光る部分や光の筋が見えない場所を探してみてください。厚生労働省の睡眠ガイドのQ&Aでも、遮光機能のあるカーテンに替えることと並んで、寝床をできるだけ窓から遠ざけることで眠りがよくなる可能性が挙げられています。

アイマスクを使う

窓まわりにすぐ手を加えられないときは、目元で光をさえぎるアイマスクもひとつの方法です。締め付け感や寝返りのしやすさで合う・合わないが分かれるので、選び方の注意点は「東向きの寝室の朝日対策」のアイマスクの項目も参考にしてください。

条件別:組み合わせの目安

こんな場合 まず試すこと 足りなければ
カーテンを閉めても寝る位置から照明の光る部分が見える その隙間をふさぐ、寝る位置・向きを変える、雨戸・シャッターを閉める 照明の管理者に相談(並行して進める)
天井や壁にくっきりした光の筋がある 筋をたどって隙間をふさぐ 隙間ができにくいカーテンへの作り直し
カーテン全体がうっすら光る 雨戸・シャッターを閉める、アイマスク 遮光性の高い生地や裏地
賃貸で窓まわりに手を加えにくい 寝る位置の変更、アイマスク、今あるレールでできる対策 管理会社に確認してから取り付ける対策
近くの駐車場や店舗の照明が原因 持ち主や管理会社に相談、寝る位置の変更 カーテンの隙間や生地の対策

参考

夜の屋外の光と睡眠:わかっていること

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、寝ている間は弱い光でも夜中に目が覚めている時間が増え、睡眠の効率が下がるという報告があるとして、寝室をできるだけ暗くして寝ることをすすめています。ただ、寝室の夜の明るさについて、具体的な数値は示されていません。

屋外の夜の明るさと睡眠の関係を調べた研究もあります。アメリカで行われた調査では、一般の大人約1万9,000人に電話で睡眠について尋ね、住んでいる場所の夜の明るさを人工衛星の画像で調べました。すると、夜の屋外が明るい地域に住む人ほど、寝る時刻と起きる時刻が遅く、睡眠時間が短く、日中の眠気が強く、睡眠の量や質に不満を持つ人が多い、という関連が見られました。ただし、これはある一時点を切り取った調査で、屋外の明るさが原因なのかどうかまではわかっていません。また、測っているのは地域の明るさで、一人ひとりの寝室に入る光の量ではありません。

光の色についても触れておきます。環境省のガイドラインでは、夕方以降は青い光(青色光)や浴びる光の量をできるだけ抑えるのが望ましいとしています。一方で、道路照明灯や防犯灯には、白っぽい光の照明(光の色味を表す数値で5000ケルビン程度)がよく使われているそうです。照明の色は管理者が目的に応じて選んでいるため、住民の希望ですぐに変えられるものではありませんが、どんな光が入っているかを知っておくと、相談するときの説明に役立ちます。

なお、部屋を暗くするときは、夜中に起きたときの足元にも気を配りましょう。夜中にトイレに起きる人や、高齢の家族と同じ部屋で寝ている場合は、真っ暗だと転ぶおそれがあります。睡眠ガイドでも、間接照明や足元灯を使って、目に入る光の量を減らす工夫がすすめられています。

寝室の光と睡眠についての研究は、「カーテンの光漏れ対策」の「寝室はどこまで暗くすればいい?」の章でも紹介しています。

参考

それでも眠りにくい状態が続くときは

光を減らしても寝つけない、夜中や早朝に何度も目が覚める、日中に強い眠気がある、といった状態が続くときは、寝室の光以外の原因も考えられます。厚生労働省のe-ヘルスネットでも、家庭でできる対処で効果がなければ専門の医師に相談し、気分の落ち込みなどがあれば早めに受診するようすすめています。

この記事は寝室の環境についての一般的な情報で、診断や治療の代わりになるものではありません(免責事項)。

参考

まとめ:街灯の光は「出どころ」を確かめてから対策を選ぼう

街灯の光は一晩中続きますが、管理している人がいる分、相談という選択肢があります。

  1. 寝る位置から、照明の光る部分が直接見えるかを確かめる
  2. 壁や天井の光の筋をたどって、光が入ってくる隙間を見つける
  3. 今夜から、雨戸・シャッター、カーテンの隙間や生地、寝る位置で光を減らす
  4. 並行して、昼間に照明の札を確かめ、管理者に遮光板や向きの変更を相談する

まずは今夜、明かりを消していつもの寝る位置に横になり、光がどこから見えているのかを確かめるところから始めてみてください。

この記事を書いた人

寝室の光・音・温度・湿度といった環境条件について、どこを確認すれば原因を切り分けられるか、どの対策から試すのが現実的かを調べてまとめています。睡眠に関する一般的な知見と、個々の製品の効果は別のものとして扱い、公的機関や学術資料、メーカーの公式仕様を確認したうえで記事を作成しています。実際に使っていない製品をレビューとして書くことはしません。

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